東海道新幹線 新横浜-小田原間の車内で無差別殺人の悲惨な事件の犯人、若干22歳の小島一朗(こじま いちろう)容疑者の経歴やプロフィールが徐々にわかってきました。
小島一朗容疑者の祖母や伯父によると、小島一朗容疑者は自閉症で自殺願望が強く、人間関係に悩み、精神科で入院の過去があるようです。
また警察の調べで、小島一朗容疑者は事件当時、刃物2本を所持した計画的犯行とみられています。
小島一朗容疑者の殺人事件を未然に防ぐことはできなかったのか、自閉症の苦悩とは。
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目次
小島一朗(こじま いちろう)容疑者の顔画像と経歴プロフィール
<経歴、プロフィール>
■名前:小島一朗(こじま いちろう)容疑者
■年齢:22歳
■住所:愛知県岡崎市蓑川町
■出身:愛知県一宮市(高校まで)
■見た目:身長160センチくらいでメガネ着用
<学歴、職歴>
■高校:定時制高校
■高校卒業後、職業訓練校に入学
■職業訓練校をへて、埼玉県の会社(機械のメンテナンスの仕事)に就職
→約1年後に「人間関係が合わない」と言って退職。
■職業:犯行当時は無職
実家の両親とトラブルがあったことから、
2016年4月ごろから愛知県岡崎市の伯父方で暮らすようになった。
【追記】
亡くなった被害男性の身元や、被害女性2人のケガの症状が判明しました。
■亡くなったのは兵庫県尼崎市の会社員梅田耕太郎さん(38)は
搬送時すでに心肺停止で、すぐに死亡が確認された。首や額、腹のほか肩から胸にかけて、
上半身に少なくとも10カ所以上の傷が集中していたという。
■被害女性(27)は左肩や腹に切り傷
→10日午後1時ごろ退院。
■被害女性(26)は頭と首の右側や右手に切り傷
→出血量も多かったが、命に別条はないが2~3日入院。
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家族が語る小島一朗容疑者の素顔と自閉症、精神科入院の過去
(画像元:朝日新聞)
小島一朗容疑者が
東海道新幹線での無差別殺人事件で逮捕され、
まだ事件から1日も経っていないですが、
すでに小島一朗容疑者の家族とされる伯父と祖母が、
小島一朗容疑者の素顔や過去を
公に話されているようです。
小島一朗容疑者(22)の家族、伯父(叔父/57)の証言
伯父(叔父/57)によると、
小島一朗容疑者は
「自閉症」の障害診断され、
2017年の2~3月に岡崎市内の精神科の病院に
入院していたことを明かしています。
また、小島一朗容疑者は両親ともめたため、
2016年4月より愛知県岡崎市蓑川町の伯父(叔父)宅で暮らすことに。
伯父(叔父)宅では、2階の部屋に引きこもってパソコンを触る引きこもりの日々。
「自分は価値のない人間だ。自由に生きたい。それが許されないのなら死にたい」などと話していたという。
それから、小島一朗容疑者は
今年1月に「旅に出る」と言い残し、自転車に乗って伯父(叔父)宅を家出。
(伯父[叔父]宅でもトラブルか不満があったのでしょうか。)
小島一朗容疑者の犯行については、
それ以前にも何度か家出したことはあったそうですが、
・人に危害を与えるようなことはなかった
・殺人事件を犯すことは信じられない
と答えています。
この2016年〜2018年のここ2年間で
突然小島一朗容疑者の行方が分からなくなり、
3回ほど警察にお世話になったこともあるそうです。
小島一朗容疑者(22)の家族、祖母の証言
小島一朗容疑者(22)の祖母によると、
小島容疑者は岡崎市内の病院の精神科に
一時入院していた過去を話されています。
伯父(叔父/57)が話されていた小島一朗容疑者の
発達障害の「自閉症」のことですね。
「自由に生きたい。それが許されないなら死にたい」
と話していたようです。
小島一朗容疑者生きていることに不満な日々を過ごし、
「自由に生きたい」とは縛られて生きている感覚があったのでしょうか。
それを理由に「死にたい」といっているのですから、
相当なストレスがあったように思われます。
小島一朗容疑者 無差別殺人の動機は?計画的犯行が濃厚
叔父や祖母が語っていた小島一朗容疑者の言葉、
「自由に生きたい。それが許されないなら死にたい」
小島容疑者のいう「自由」を実現するのが、
人を無差別で殺めることだったのでしょうか。
小島一朗容疑者は犯行動機について、
「ムシャクシャしてやった。誰でもよかった」
と、許されない供述をしていますね。
罪がない人を巻き込むなんて、
どれだけ身勝手で自分本位なんだと腹が立ってきます。
また、事件当時、小島一朗容疑者は2本の刃物の所持して、
新幹線の隣に座っていた女性を
新聞紙から取り出した、ナタのような刃物で
いきなり切りつけた、と報道もされてますね。
すでにカバンに所持していたのですから、
事前に無差別殺人を計画した犯行とみて
間違いないのでは?と思います。
一番悲しいのが、犯行を防ごうと
果敢に小島容疑者に向かっていった
30代男性が亡くなられていることです。
勇気ある素晴らしい人が、
命を落とし、犠牲に。。
犠牲になられた男性のご家族の方は
立派な死を遂げた男性に誇りをもち、
前を向いて、生きていってほしいと
心から願います。
小島一朗容疑者の殺人事件を未然に防ぐことはできなかったのか
小島一朗容疑者の殺人事件を未然に防ぐことはできなかったのか、
小島容疑者の犯行の
記事を読めば読むほど、腹立たしく、涙もなんども流してしまいました。
新幹線の車内には、女性や子供達の悲鳴、
血だらけの車内、
その場に居合わせていた人たちの恐怖に悲しさに
命を失い、被害に合われた人たち。
小島一朗容疑者は
過去に精神科の病院に入院したこともあるほどの
重度の『自閉症』
発達障害を患っていたことも、ご家族の証言からわかっています。
小島一朗容疑者の周りの人が、彼を理解し救うことができていたならば、
今回の東海道新幹線の無差別殺人事件が起こることがなかったのではないか。
事件を未然に防ぐことができた、
唯一の方法ではないか、と思うのです。
発達障害(自閉症、ADHD)を患っている方の苦悩は少し想像がつきます。
というのも、そんなに自分も人間関係が得意、とは言えないのですね。自閉症、ADHDといった発達障害を検索かけたこともあります。
自分の場合はただ凡人にありがちな悩みで
それなりに歳を重ねて、
「生き方」というのは学んできたので
自分が苦しまない生き方を選ぶことができるようになっていますが、
入院するほどの発達障害(自閉症やアスペルガー症候群(AS)を含む自閉症スペクトラム(ASD))を患われている方の
コミュニケーション能力や人間関係の苦悩というものは、計り知れないものがあるのだと思います。
だからこそ、もっと小島一朗容疑者の周りの方々は、
諦めず、孤独にならないように、何か彼を救える手立てがもっとあったのではないか、
と思います。
小島一朗容疑者が犯罪を犯したのは、発達障害自体が問題ではなく、その障害を周りが受け入れてくれたかどうかが問題だったようですね。
小島一朗容疑者の両親、父親はインタビューに答え、息子を突き放すような言葉をかけていました。
母親は、文章でお詫びをしているようでしたが、最後は加害者の親の立場でありながら、「息子は愛してきた、正義感があった、信じられない、そっとしていてほしい」という内容には、違和感を感じましたね。
小島一朗容疑者は親と離れて暮らし祖母の養子縁組にしていて、「親から捨てられたような気持ち」を持っていたのではないかと思います。このような両親の対応が彼を追い詰めていた要因も大きいかと思いました。
小島一朗容疑者同様、自閉症の苦悩とは
幼い子どもに発生する精神発達障害。ことばの遅れ、特定の物などへの固着、対人関係での孤立などを示す。脳の機能障害によると考えられる。
大人のASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の特徴
ASDは”Autism Spectrum Disorder (Disability)” の略で、日本語では自閉症スペクトラムと訳します。以前の診断基準では広汎性発達障害と呼ばれており、さらに自閉症、アスペルガー症候群(AS)、特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)など細かなカテゴリー分けがありました。現在ではそれらを全てまとめて自閉症スペクトラムと呼んでいます。
ASDの人は、学校や職場など社会の様々な場面で人とのコミュニケーションや関わりに難しさが生じることが多くあります。また興味や関心が狭い範囲に限られやすく、独特のこだわり行動や振る舞いが見られることもあります。他にも五感などの感覚が人よりとても敏感に感じたり、逆にほとんど感じない分野がある人もいます。
(出典:http://www.kaien-lab.com/)
人間が生きていく中で、一番悩むものは
人間関係かお金、だと思いますが、
一番生きていて幸せを実感できるのも
人との関わり、だと思います。
ありきたりな言葉ですが、人は一人では生きられない。
小島一朗容疑者同様、自閉症、ADHD、大人のASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)といった症状をお持ちの方は、なりたくてなったわけではなく、
もっと人を理解したいのに、理解できない、自分をわかってもらえない、
それが一番生きづらく、辛いものですよね。
その解決法としては、
・同じ仲間を見つける
・理解者を見つける
それができなかった場合、
・自分を傷つける
今回の場合は最悪のパターンで、
・人を憎み、人を傷つける
殺人事件になってしまいました。
確かに、うつ病になってしまったという
知り合いの知り合いの話を、過去に聞いたことがあるのですが、
『頭の中で幻聴が聞こえ、死ね、死ね、毎日聞こえる、と。友達がそういっていたら、ある日飛び降り自殺をした』
という本当にあった話を聞かされた時、びっくりしました。
自分ではどうしようもできないんだ、と。
その中で過去に私もこれでもか、と仕事で
パワハラで追い込まれた時に、
自分で自分を追い込んで沼にハマった経験もあるので
自閉症、ADHD、大人のASD解決策は必ずあるはずだ、
と言いたいです。
まとめ
以上、東海道新幹線、新横浜-小田原間の車内で無差別殺人の悲惨な事件の犯人、22歳の小島一朗(こじま いちろう)容疑者の経歴やプロフィール。小島一朗容疑者は自閉症で自殺願望が強く、人間関係に悩み、精神科で入院の過去を中心に見てきましたが、
色々な過去を持っていたのはわかりましたが、
罪もない人たちを殺めてしまった
小島一朗容疑者の罪は、許すことはできませんね。
ただ、ただ自分の命を犠牲にしてでも、
犯人に向かっていった30代の男性を人として誇りにもち、
今回の事件は、犠牲に合われた男性のことを
いつまでも覚えておきたいですね。
もちろん、
刃物をもった人間に向かうことは、するべきではないです。
まずは逃げたほうがいい。
でも今回の事件は、新幹線の逃げられない場所で起きた悲惨な事件です。
きっと彼は、「俺しかいない」と覚悟を決めて向かっていったのだと思います。
みんなを守ってくださりありがとうございました。
安らかにお眠りください。
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自閉症は病気じゃありません。障害です。精神病と言うのは違和感があります。
コメントありがとうございます。
確かにそうですね。間違えておりました。
ご指摘ありがとうございます。
訂正させていただきました。
記事に誤りがあるので訂正を求めます。精神病(自閉症 ADHD)という記述が何度もありますが、間違いです。
自閉症やADHD、広汎性発達障害は、脳の障害であり、精神の病ではありません。
誤解を生む表現は、多くの発達障害の方が生きづらくなるきっかけになりかねないので、訂正をお願い致します。
今回の容疑者が精神科の病院に入院していたというのは、自閉症のため入院していたのではなく、自閉症などの二次障害による精神疾患(自閉症などが周囲から正しく理解されず、誤解されて疎外され続けた場合などに、二次障害が発症します)のために入院していたのではないかと思われます。
ご指摘をありがとうございます。
訂正いたしました。申し訳ございません。
という現場のプロの声をお聞かせいただき感謝いたします。
容疑者は、言語、知的に問題なし、コミニュケーション能力に問題あり、言葉をそのまま受けとる等からアスペルガーと思われます。保育園時代に指摘されるのはアスペルガーや自閉症が多いです。
ADHD はコミニュケーション能力はあるので、落ち着きがなくても友達はできます。孤立や孤独はあまりありません。自閉症(ADHD )というのは とても違和感があります。
自閉症スペクトラムという書き方が一番しっくりきます。