シェイプオブウォーター猫とカットシーン、タイトル意味の解説【ネタバレ 感想】

アカデミー賞を総なめの
映画「シェイプオブウォーター」
が日本で公開されるにあたり、
R15指定がされています。

その暴力的描写として、「猫」
性的描写として「カットシーン」
タイトルの意味について、解説していきます。
【ネタバレ 感想】ありなのでお気をつけください。

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「シェイプオブウォーター」、R15指定の暴力的描写の「猫」

「シェイプオブウォーター」
主人公のイライザの仕事は
政府の極秘研究所の清掃人。

ここにあの「半魚人」がアマゾンから
連れられ、イライザと恋に落ちていき、
ラストはどうなるのか!?

というあらすじが見物なのですが、

R15指定になった原因の一つに、
「暴力的描写」として「猫」
が挙げられています。

ネタバレありなので注意!

主人公イライザが、
半魚人の解剖を阻止しようと
研究所から彼を連れ去り、
家のお風呂で同棲なるものを始めます。

ある時、
半魚人が隙をみて、
一人でテレビの方に向かい、
その画面に映った、「馬」を見て興奮、

そして、
イライザの親友で隣人、
この日は留守番をお願いしたいたのでしょうか、
ゲイのジャイルズが飼っていた猫の一匹を

なんと、頭から、被りつく!!
ネコの頭だけ、
生で豪快に食べて逃げる。

映画の画面上には後ろの方に小さく、
頭だけもぎ取られ、血で赤く染められた
猫の死骸が映っていました。

これがいわゆる、
「シェイプオブウォーター」の
「猫問題」
「猫事件」

ゲイのジャイルズは、自分の飼っていた猫が
殺されて食べられてしまいましたが、

『半魚人の本能だから仕方がない』

と優しさからイライザに話していましたが、
普通は飼い猫を殺されて、まして
食べられたりされたら、相当ショックでしょうが、
映画内でのジャイルズは
悲しそうな演技はなかったです。

他にもたくさん猫を飼っていたからにしても
冷たいですね。
役柄はとっても優しいおじさんなんですけど。

その他の「暴力的描写」として、
黒人への差別や、声が出せない、話せない
障害を持った主人公のか弱い女性に対しても
容赦ない暴力が浴びせられていました。

次に触れる、
「シェイプオブウォーター」の
「カットシーン」については

このイライザや半魚人に容赦なく
暴力行為をする、

政府の極秘研究所の
ストリックランド(俳優マイケル・シャノン)
によるシーンだと言われています。

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「シェイプオブウォーター」R15指定の性的描写の「カットシーン」??

答えを先に言ってしまうと、
R15指定での日本公開の
「シェイプオブウォーター」には
「カットシーン」というのはありません

上映時間的に見ても、カットシーンはない、
ということでした。

ネタバレありなので注意!

カットシーンの候補として挙げられたのが、
このイライザや半魚人に容赦なく
暴力行為をする、
政府の極秘研究所の
ストリックランド(俳優マイケル・シャノン)
によるシーン。

妻とのベッドシーンで
下半身丸出しで、めっちゃベッドの後ろから
カメラを回すシーンがあるんです。
男は足をめっちゃ開いて。

で、その間に白く、ボワンっと

かなり不自然にモザイクがかけられておりました。

これが性的描写の「カットシーン」
とされているところで、モザイク処理にして
対応されたようですね。

またR15指定の要因の
性的描写として、
主人公イライザの「自らを慰めるシーン」
イライザと半魚人の〇〇のシーンがあります。

これについては、あらすじ、ネタバレを含め、
こちらで詳しくまとめております。

「シェイプオブウォーター」タイトル意味の解説【ネタバレ 感想】

『シェイプオブウォーター』
=“The Shape of Water”

「Shape」の意味を調べると

形、形状、かっこう、(抽象的な)形、本来の形、姿、様子、なり、(おぼろげな・奇怪な)物の姿、幻影
(出典:https://ejje.weblio.jp/content/shape)

「Water」はもちろん、「水」ですから
直訳すると、水の形。

『シェイプオブウォーター』の映画で
「Shape」を表すと、上の意味にあった、

「本来の形、(おぼろげな・奇怪な)物の姿」
が関係してくるかもですね。

水は形をとどめず、いかようにも
動きまわり、変化していく。

人間と半魚人の不可解とも言える
「愛」の形も、いかようにも形を変えられ、

『本来の、そのままの自分を見て』
というメッセージも込められているようですね。

『シェイプオブウォーター』の監督の
ギレルモ・デル・トロ監督は

今作で、「監督/脚本/製作/原案」
を担当されています。

ギレルモ・デル・トロ監督の体型は
ひさびさに見たら、ものすごいお腹でした。
日本のアニメにも精通した、いわゆる
オタク。
その監督が見事に長年取り組んできた
この映画で、ファンタジーな世界を通して
自分のメッセージを伝えたかったようです。

自分の感想もギレルモ・デル・トロ監督が
伝えたかったことも、すべてこの一言なのではないかと思うので
こちらを『シェイプオブウォーター』の意味のすべてではないかと思います。

すべてのThe Others(除け者たち)への
ラブレターです。

この言葉、最高。
自分もがんばります。

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